2011-03-30 01:25:06
桜を描いて力尽きました…ぐふっ
ぼちぼちお花見の季節到来ですねー。
東北、北関東地方でも早く春になって、被災者の方々が桜を愛でることが出来ると良いなと思います。
花には人を和ませたり元気付けたりするパワーがあるから。
『貧民と非国民』第三弾というわけで、主要キャラの残り二人の線画を清書しました。
少女剣士とナルシスト。
「どうやって絵を描いてるのー?」と質問を頂いたので回答します。
左手と鉛筆と紙で描いてるのだよ。 というのは冗談で(^^;)、もうちょっと詳しく説明すると
①脳裏に浮かんだイメージ優先で、とにかく好きに落書きしてみます。
このときデッサンや構図や細部は余り気にせず、とにかくフリーダムに心のままに描くことが重要。
キャラクターデザインや表情、ポーズのイメージをカタチにします。
②レイアウト(構図)を決めます。
もちろんラフですが、いきなり紙一杯に書くのではなく、描こうとするサイズの1/5くらいのミニレイアウトを描いてみる。
小さな絵だと、絵全体が把握できてキャラの配置がしやすいです。
また体が画面から切れるくらいキャラに寄った構図にする場合、切れて見えないところもミニレイアウトに描いておくと、デッサンをチェックしやすくなります。
ただし、ミニレイアウトをそのまま拡大コピーしてそのままレイアウトにするのは個人的にオススメしません。
なんとなくうすっぺらな絵になる気がします。あくまでミニレイアウトは参考です。
③レイアウトを描きます
前述のミニレイアウトを参考にしながら、色鉛筆で裸の人物を描きます。
このとき大事なのは、アイレベル(水平線)です。(②の工程で設定することもあります)
わたしはパースが苦手なので、きちんと人物がパースに乗ってるかははっきり言って騙し絵ですが、せめてきちんと人物が大地を踏みしめるように足元のパースだけは合わせるようにしてます。
裸でといいましたが、精巧な裸体図を描くわけではありません、アタリです。
わたしは腰パーツから描く事が多いです。
アタリは腰を丸く描いて、股関節、背骨、ボディ、肩、肩甲骨、腕、脚、首で最後に頭ですね。
ぶっちゃけここのアタリをどこまで気合を入れて描くかで完成度が変わります。
今回や居合いのポーズを何度か練習してから、本番にのぞみました。
④服と細部を描きます
①の落書きを睨みながら、できるだけ最初の描きたかったイメージに近づけるように描きます。
このとき動きのある絵なら、落ち着いた状態の服や髪を色鉛筆で描いてから、動きを鉛筆でつけると質量的にうまくいきますね。
ここでわたし的に重要なのは、絵を“寝かせる”ことです。
むかし鬼のように絵の巧い人に聞いたのですが、
上手な絵というのは、「横から見ても、逆さに見ても、裏から透かし見ても、何の絵かすぐ分かる絵」だそうです。
というわけで、適当なところでいったん離れて、色んな角度で絵を見てみます。
・・・大概ぐにゃぐにゃにズレまくってます orz
人間の脳ってのは都合よくできていて、多少絵が歪んでても、何度も見てるとだんだん歪みが気にならなくなるというか、歪みを脳内補正してしまう機能がついています。
ずっと作業してると、絵をずっと睨んでることになるので、描いた本人は致命的なズレに気付かないことがあります。
そこで一晩寝かせて、真っ白な気持ちで絵を見ると、たちどころにヤバイところが分かるわけです。
・・・もっともデッサン力がメッチャある人なら、こんなまどろっこしい儀式をしなくて済むんでしょうけど。
私の右脳はきっとどうしようも無く歪んでいるのです(ToT)
⑤修正&清書
長くなってきたので、ここからはサラッと。
修正後、鉛筆で丁寧に清書します。紙を汚さないように手袋をしたり、当て紙を置いて作業しましょう。
ちなみにわたしはガラステーブルの下から電気スタンドで照らして絵をトレスしてます。
⑥背景
背景について書くのを忘れましたが、①か②で大まかに描いて、③で別紙に描いとくといいですね。
別紙ならパース線引きが放題ですし、キャラを置いてみて微妙だったら、紙をずらしてトレスしたりもできますw
清書のキャラ絵に描き加えます。
⑦影付け
はあ。しんどくなってきた
ごめんなさい、影付けは適当です(汗)
一応光源の方向だけは大まかに上とか左とか決めてますが、フィーリングです。
⑧いちおう完成
鉛筆モノクロ絵の場合ね。
今回のらくがきは、GIMPをどーにかこうにかして色をつけてみたいと思います。
タブレットも持ってないし、使えるツールが限られてるのでどうなるかわかりませんが・・・
だめだったら、いつもの鉛筆画で☆
は~~、つかれた… おやすみなさい。。